れぽぽ

私たちが実際に出会うかもしれない身近にある性の健康に関わる事例を出したテキストを読み、怖いから嫌だとSEXを断ろうとした女性は何を怖いと思ったのかや、ピルを使うと男性に言えるかどうか、ピルを使うことを反対した場合の男性側の心境、浮気をされているとわかった時の性病の危険性の増加について、妊娠したことがわかった時の女性の気持ち、中絶をする際の男女の感じ方の違いや費用、避妊をしてくれない男性の不誠実さなど、テーマをあげて1人ずつどのように考えたかを発表し考察をした。話の広がりの中で、男性の部屋や車に安易に乗り込むのは危険だという指摘や、妊娠の始まりはいつから数えはじめるのか、中絶は初期とそれ以降で費用が変わってくるということ、無料で性病の検査を受けられるところがあること等の新しい知識をファシリテーターの方が次々と紹介していった。
その次に、「デートDVチェックリスト」や「男と女おもいちがいチェック表・青年期」に取り組み、パートナーとの間で当てはまるとDVとなる行動はどのようなものがあるのかということや、男女の間でどれだけ考え方が違っているのかを知り、見つめ直すための活動をした。
グループセッション後は、それぞれのグループで話し合った感想を全員で発表し、総括を再び村口喜代さんにしてもらい市民活動体験は終了した。
今回の活動を通して最も感じたことは、私たちがほとんど性に関する知識を持たないまま生活しているという危うさであった。
自分の体が毎日どのように働いているのかや、ストレスなどでどれだけ変わるのかを知ることは健康面を考える上でも必要なことである。そして、いつ妊娠しやすいのかや、中絶にはいくらお金がかかるのか、性病にかかるとどのような症状が出ることがあるのかなど、詳しく知らず、不確かな知識のまま性の現場に入っていくことは、自分の体を傷つけてしまう恐れがあり、妊娠をしてしまったら命に関わる問題にも発展することなので危険である。正しい知識を持つことは正しい判断に己を導くための第1歩であるので、性に関して今自分が関係ある関係ないに関わらず、誰もが、学校の授業だけではカバーしきれない性の情報を知る努力をしなければならないと感じた。
そして、もう一つ重要なのは、パートナーに対して自分の意思をしっかり持って伝えることである。
SEXをして実際妊娠するのは女性で、中絶するときに体や心が傷つくのも女性、嫌だと思うSEXでも相手に本気を出されたら逃げられないのも女性である。したがって、男女では性に関する感じ方が異なる場合が多い。好きな相手に「NO」と言う勇気はなかなかでないのが現実であると思うが、よい男女の関係を作るためには相手の立場をよく理解し合うことが大切で、そのためにきちんと前もって話し合いお互い尊重し向き合うことを忘れてはならないと学んだ。
今回の活動は女性にとってはもちろん為になる内容ではあったが、男性にも、もっとこのように女性の立場を学ぶ機会をもつことが必要だと感じられた。
社会に出ると、男女平等ではない部分がいくつも存在しているということを思い知らされるという話があった。自らの「女性」という立場を今一度よく考え、また男性にも考えてもらい、より女性が自分の体を自分の責任で管理できる安全な性生活が尊重され守られる社会に変えていく一員とならなくてはならないと考えるようになった。